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時を遡る事、九年前。今も昔も多くの修行者が集うダーマの神殿。 陽光を身に纏う軽やかな春風が、とりどりの新緑を揺らす。 伴って、草木の歌声が世界に芽吹く。柔らかに。どこか駆け急ぐように。 優しい疾走感、とでも言うのか、何とも不思議なメロディだった。 しかし、そんな詩人めいた感想を抱いた、当の本人――ラザはというと。 (らしくない) などと、胸中で苦笑し。 (…………) 時折なびく炎色の前髪に視界を遮られながらも、同色の瞳で。六歩ほど歩いた先にある一本の薪を、はっきり見据えていた。 無造作に切り株上へ置かれた薪の直径は、ちょうど彼の腕ぐらい。大きくも小さくもない。とはいえ、薪割りをしている風には、まず見えない。 周囲には他に薪がない上に、ラザが携えている武器も鋼鉄の剣。加えて、身につけている物は漆黒の上下に皮鎧やブーツという、戦士の一般的な軽装である。 薪割りと呼ぶには、多少無理のある光景だった。 だが、もし。万が一にでも。これが薪割りに見えてしまったのなら。 いかにも冷静沈着といった風情のラザでも、さすがに落ち込むかもしれない。 何故なら、彼は今――剣術の訓練に励んでいるのだから。 ともあれ、両眼に標的を捉えたまま、鋼鉄の剣を構え直すラザ。 降り注ぐ光。地に伸びる影。風に舞う赤く長い髪。少年の幼さが残っているようで、端正に大人びた顔立ち。どこを取っても無駄のない、美しい構えだった。 その彼が、鋭い呼気を吐き、右足で地を蹴った。 更に左、右、左と。土埃を逆巻かせながら、剣を左側へ持ち上げ、 「はっ!」 最後の一歩となる右足を、一際強く踏み込んだ。 そして、鋼鉄の刃が振り下ろされ、薪は見事に斬り裂かれる――はずだったのだが。 ぼこ、という鈍重な音と共に、薪は森林の中へ旅立っていった。 「…………」 言うまでもなく、失敗である。 本来、支えもなく立っている薪を斬るならば、斜め下方に剣を振らなければならない。でなければ、力を受け流す方向が発生してしまうからだ。 しかし、彼は真横に力を注いでしまった。薪が飛ぶのも、当然の結果である。 「……またか」 世界の何処かに、薪を飛ばして距離を競う遊戯があるらしい。 今がその遊戯中ならば、何も問題はない。むしろ、拍手喝采といったところだろう。 ただ、誠に残念ながら。現在、この場にいるのは彼一人で。むろん、遊んでいるわけでもない。 (全く……いつになったら俺は……) これを斬れるようになるのか、と。 ため息混じりに胸中で呟きつつ、まもなく落下するであろう薪を拾いに走り始めた――のだが。 「きゃっ……!」 瞬間、少女の甲高くも短い悲鳴が上がった。しかも方角は、ちょうどラザが向かおうとした辺り。 (まさか……!?) 声は出さず、けれど驚きは滲ませ。ラザは駆け出す。 モンスターの襲撃だと思ったのである。 だが、ここはダーマのすぐ側。彼の瞳には映っていないが、魔物除けの結界が張られているはずだった。 近辺に棲むモンスターなら警戒し、近づく素振りすら見せない。 そこから考えられる可能性は二つ。 結界に綻びが生じたか。もしくは、より強い力で破られたか、だ。 どちらにしても、ラザができる事は、これも二つ。 モンスターを追い払うか。または――囮となり、少女を逃がすか。 (囮、だな……その方が、まだ確実だ) 彼は自身の力量から、素早く判断を下す。 戦士になったばかりだが、たった一本の薪も斬れないのだ。まともに戦えるはずがない。 我ながら情けない、とは思う。しかし、ラザは知らない誰かのために、茂みをかき分け、足を動かした。 それから、数分後。 辿り着いた先には一人の少女が、左右の目を見開き、ぺたりと座り込んでいた。 起伏の少ない身体を覆うは、わずかに胸元が開いた深緑のローブ。表裏が漆黒に染め上げられたマント。 そして、地に着いた右手の辺りに、同じく漆黒の三角帽子と杖が落ちている。 格好からすると、彼女はおそらく魔法使いだろう。 ひとまず、それだけを推測したラザは、改めて周囲の様子を探る。 (……どういうことだ?) しかし、目視でも直感でも、全く『らしい』気配が捉えられない。 「…………」 その時、少女は無言で驚愕の色を変えた。両の碧眼に、突然現れたラザの姿を、長く映しながら。 「…………」 何かがおかしい。どうも噛み合わない。 もし、モンスターに襲われたのであれば、彼に意識を向けるのは精々一瞬。それ以上の余裕はないはずだ。 ふと違和感と胸騒ぎを覚えた彼は、一度咳払いをした後、 「何が……あったんだ?」 おそるおそる少女に状況を尋ねてみた。 しばしの間を置いた後。 彼女は帽子と杖を拾い、片手で忙しなく土を払って立ち上がると、極めて不機嫌そうに事情を説明した。 「……どうもこうもないわ」 「え?」 「未だに信じられない話だけど……いきなり薪が飛んできたのよ」 「…………」 話を聞き終えたラザには、思い当たる節があった。というより、一つしかない。 紛れもなく、自分が飛ばした薪だ、と。 彼は口元に手を添え、必死に言葉を探した。そして、困った挙げ句、 「……すまない」 唐突に、深々と頭を下げた。結局、どう話せばいいか、思いつかなかったらしい。 「どうして貴方が謝るの?」 だが、少女は逆にきょとんと問い返す。とはいえ、当然の反応だ。 心配して駆けつけてきてくれた彼が、そもそもの原因だと知らないのだから。 「その、だな」 「うん」 ラザは最後の抵抗とばかり、また言葉を探すものの。 「飛んできた薪のことなんだが……」 「えっ、信じてくれるの? あんな話を?」 やはり見つからず、早々に諦め、素直に白状した。 「信じるも何も……俺が薪を……飛ばし、ました」 どうひいき目に見ても年下の少女を相手に、何故か丁寧な口調で。 例えると、悪戯が見つかった時の子供、といったところ。もちろん、年上の威厳など皆無である。 一方、彼の正直な懺悔を受けた少女は。 「……随分なご挨拶ね」 帽子を目深に被り直し、険しい顔で呟いた。間違いなく、怒っている。 そこでラザは、一応誤解を解くべく。もしくは、いたたまれない気持ちからの解放されるべく。 「わざと……じゃないんだが」 これまでの経緯を話そうとした。 「あのねぇ……私が子供だからって、そんな嘘が通じると思う?」 「そんなつもりは――」 「大体薪割りで失敗したからって、普通はあんな勢いで飛んでこないわよ。そうでしょ?」 「……まぁ、それは」 「だったら、私を狙ったとしか考えられないじゃない」 「なっ……違う、事故だ! それに俺は薪割りなんてしてない……っ!」 「あら、認めるの? 私を狙ってた、って」 「だから本当に……!!」 しかし、彼女は冷静な口調の割に、微塵も耳を傾けようとしない。 「ふぅ……話すだけ無駄のようね」 どころか。呆れ顔で二、三歩分の間合いを空けると、少女は軽く杖を持ち上げる。 そうして刹那、鮮やかな火球が眼前に生まれ、みるみる内に肥大していった。 (呪文……!?) 明らかに、この炎は恐ろしい破壊力を秘めている。 異様な大気の変質から、そう感じ取ったラザは、背筋が凍りつくほどの恐怖を覚えた。 「大丈夫、命までは取らないわ。でも、相応のお礼はさせてもらうつもりよ」 躊躇いはなかった。放った呪文で森が燃え、巻き込まれる可能性もあるというのに、だ。 きっと、彼女には炎を消す術もあるのだろう。でなければ、迷わないわけがない。 「っ……!」 ラザは固く目を閉じ、覚悟する。 「悔やむなら、自分の行いを悔やむことね」 魔女は冷たく微笑み、見据える。 そして、火の玉が極限まで膨張し、 「……メラゾ――」 歌うように発動の言葉が紡がれかけた瞬間。 「あー、いたいた。ラザくーん!」 緊迫した状況にまるでそぐわない、呑気な音色がこだました。 ラザはハッと振り向いた。が、それだけ。 「え?」 驚きを声にしたのは、少女のみ。加えて、獰猛に成長していた魔力が四散する。 不意に消えた戦慄。 「……え?」 背中越しに察した彼も、思わず声を落とした。 そんな似て非なる反応を示す二人の眼前に立っていたのは。 「あれ? ナギサちゃんもいたんだ?」 清廉な青空色の髪と優しい草色の瞳を持ち、大きな丸眼鏡をかけている少女。 身を包む衣は、この上なく相応しい純白のローブ。歳は魔法使いの少女と同じくらいだが、漂う雰囲気はまるで対照的だ。 「ア――」 「アーニー……どうしてここに?」 先んじて尋ねたのは、ナギサという名前らしい彼女。 しかし、アーニーと呼ばれた少女は、 「ナギサちゃんこそ……それに、さっき凄い呪文を唱えようとしてたみたいだし」 きょとんと質問を返す。どこか、心配そうな眼差しで。 それを受けて、ナギサははたとラザを見て、思い出したように説明し始めた。 「……どうもこうもないわよ」 「なあに?」 「この男が、いきなり襲いかかってきたのよ」 「だから、違うって――」 「ふぇ? ラザくんが?」 「ええ。それも薪を投げつけるなんていう、よく分からない方法でね」 「…………」 すると、アーニーは唇に人差し指を当て、束の間思案した後。 「もしかして、ラザくん……またやったの?」 途方に暮れる彼へ、ため息混じりに問いかけた。 対して、ラザは頷く。恥ずかしそうに。また、申し訳なさそうに。 「……また?」 その彼を横目に、疑問符を浮かべるナギサに、アーニーは淡く微笑みながら、こう説明した。 「うん。ラザくんって、よくここで剣の練習をしてるんだけど……」 「それが?」 「すっごく下手で、いつも薪を飛ばしてるの」 「……は?」 「固定してあったらまだ大丈夫なのに、切り株に置いてあるだけだから……うん」 「…………」 要するに、だ。 薪は本当に飛ばされただけのもので。しかも、薪割りなどではなく、剣の鍛錬によるものだ、と。 ナギサは唐突に、今更ながら理解すると、 「えっと……その、私……ごめんなさい」 真っ白な顔を真っ青に染め、たどたどしく頭を下げた。 だが、ラザは首を横へ振ると、 「えっ……?」 ナギサの頬に両掌を寄り添わせ、天を仰がせる。 そして、自らは逆に大地を見下ろし、 「……危険な目に遭わせたのは事実だ。俺の方こそ……すまなかった」 やはり申し訳なさそうな表情で、そう告げた。 向き合いながらも、一方通行な謝罪の交錯。 「で、でも……大怪我をさせるところだった、から」 「いや、しかし……最初に俺が薪を飛ばさなければ……!」 「だからって……私は話を聞こうともしなかったし」 「だが、俺は伝えようとする努力を怠って――」 それでも、しばらく謝り合った後。 「え……っと」 「……そ、その」 二人は同時に言葉を失った。 確かに、彼にも彼女にも。非があると言えばあり、ないと言えばない。 付け加えると、この場にいる三人ともが答えを持ち合わせていなかった。 そもそも、あるのかどうかも疑わしい。これは単なるすれ違いなのだから。 「……ところで、アーニー」 「なあに?」 その時。気まずさから話を変えようとしたラザは思い出す。 「何か用事があったんじゃないのか?」 アーニーがここに現れた時、自分を捜している様子だったな、と。 「えっと……そういえば……うん!」 「やっぱりか。今日はどうしたんだ?」 しかし、これは珍しい事ではない。何故なら、アーニーはラザによく懐いており、何かあれば決まって駆けつけてくるからだ。 以前、理由を尋ねてみたところ、 「……ラザくんだけは、普通にお話ししてくれるから」 彼女は――ダーマで最も高い地位を持つ大神官の娘は、寂しげに告白した。 そう、初めてだったのだ。 知らずに出会った時も。また、真実を知った後でも。 一人の少女として接して欲しい、という願いを。 こんなにワガママで、自分勝手な願いを叶えてくれたのは――ラザだけだったのだ。 それ以来、アーニーは思い悩む機会も減り、日々を真っ直ぐ過ごすようになった。 ただし、ラザが短期間でもダーマを離れる時は。 「……はやく…………かえってきてね」 引き止めはしないものの、彼女は泣いてしまわないよう、一生懸命我慢する。 ゆえに、修行の旅に出るという彼の希望は、未だに果たされていない。 だが、それでも不満はなかった。 (まぁ……寂しがらなくなってから、だな) いくら強くなりたいといっても。誰かの支えになるほど大切な事などないのだから。 とにもかくにも、片鱗が見えた日常の空気。 向日葵のように明るい少女の笑みに、ラザもつられて微笑む。 「でも、ラザくん……えと……」 しかし、彼女は不意に表情を曇らせ、言い淀んだ。何故か頬を薄紅に染めながら。 「ん? どうかしたのか?」 不思議に思ったラザは、首を傾げて言葉を待っていたのだが、 「あの、ね……ナギサちゃん、困ってるよ?」 やがて意を決して紡がれた言葉に、ようやく気がついた。 自分の両掌が、ナギサの両頬に添えられたままだという事に。 見ると、取り乱したところが想像できない彼女は、真っ赤な顔を俯かせていた。わずかに呼気が荒い事からも、相当に困っているようだ。 「いや、その……わ、悪かった」 慌てて手と間隔を離し、また謝罪するラザと。 「……べ、別に謝らなくても、いい、けど」 帽子を一層深く被り直し、表情を隠すナギサ。 どちらも、心なしか頬を上気させている。 一方、そんな二人をじっと見ていたアーニーはというと。 「……えいっ」 何を思ったのか、前触れもなく背中からラザに抱き着いた。 とはいえ、これもよくある事だった。何せ、顔を合わせる度に一回は必ず、という頻度。つまりは毎日。 「ア、アーニー……いきなり、何を……!?」 にも拘わらず、ラザが酷く動揺しているのは――いつまで経っても、慣れないからだ。 無理もない。アーニーは少女に違いないが、彼もまた大人ではないのである。 それでも大切に想っているためか、乱暴に振り払おうとはしない。 「……ずるい」 「は?」 「ラザくんばっかり、ナギサちゃんと仲良くなって……ずるい」 その時、彼女は唇を尖らせ、耳元でそっと囁いた。 本当に何を思ったのだろう。 「どうして、そう見えるんだ?」 訝しく感じるものの、それを隠して物静かにラザが尋ねる。 すると、首に回された両腕の力は強まったが、 「んー……なんとなく?」 「…………」 答える声は弱くなった上に、疑問符までついていた。 もう何が何だか分からない――などと彼が困惑している時。 「……とにかく。ラザに用事があるのよね、アーニー?」 どう見ても自分より仲良しな二人に呆れ返っていたナギサが、絶妙な助け船を出した。 質問を受けて、アーニーはきょとんとし、ラザは再び安堵する。 更に彼女は背中から降りると、極上の笑顔を携えて、こう告げた。 「ラザくんに教えたかったの……ナギサちゃんのこと」 「俺に?」 「うん。ナギサちゃん、私と同い年なの」 当のナギサは意図が読めないのか、呆然としている。 (ということは、十三歳か) 反対にラザは、同じ歳と性別の友達ができて喜んでいる、とは察したが、 「でも、どうして一緒じゃなかったんだ?」 別れての行動という点で、疑問を感じていた。 「アーニーが私の髪を梳かそうとしたから……逃げたのよ」 しかし、一足早く問いかけに答えたのは、ナギサ。 「……なんでまた?」 「興味がないし……初めてだから、落ち着かなくて」 「…………なるほど」 聞いたラザは、ようやく納得した。 だから、アーニーが現れた時、彼女は驚いて呪文を中断してしまったのだ、と。 「でも、ラザくん……ナギサちゃんの髪って、すごくキレイだよね?」 だが、未だに諦めていない様子の彼女。尋ねられたラザは、改めてナギサを見つめ、確かにきれいだ、と思った。 まず、柔らかそうな金色の髪。 決して珍しい色ではないが、映えない色が想像できないほど鮮やかだった。 続いては、鋭利な両の瞳。 こちらは宝石を思わせる碧眼で、髪に劣らず美しい。 加えて、肌は透き通るように白く。正直、一分の隙も見当たらない美少女だ。 「な、なによ」 可愛らしいアーニーとは対照的だな、と胸中で落とした後。 「ああ。確かにキレイだ」 ラザは一切を包み隠さず、ありのままを述べた。至って、平静な表情で。 そして、アーニーは期待通りの言葉に、すぐさま喜びかけたが、 「……別に。どっちでもいいわ」 やはりナギサは俯き、冷めた音色で呟くだけだった。 しかし、ふと緩やかに顔を上げると、 「けど、一応…………ありがと」 口調は淡々としたままの、小さなお礼が聞こえてきた。 きっと彼女は、ほんの少しだけ不器用な女の子。 本人には言えない感想を胸中に、ラザは二人に背を向けて微笑む。 更に、今日一番の明るい笑顔を浮かべたアーニーが、 「あ、そうだ。昨日、凄く美味しい紅茶を貰ったの! よかったら、今から三人で……どうかな……?」 ぎゅっと二人の手を取って、そう提案する。 対して、今日出会ったばかりの二人は。 「ああ」 「飲んだことないけど、折角の機会だし……ええ、構わないわ」 物言いは異なるが、揃って申し出を受けるのだった。 先頭を切って走るのは、アーニー。伴って、青空色の髪が陽光の中を舞い踊る。 「アーニーのこと、これからもよろしくな」 そんな光景を瞳に映しつつ、まずラザが口を開いた。 「ふぅん……あなた自身はいいの?」 しかし、ナギサは頷くよりも前に皮肉げな問いを返す。 「俺のことは二の次だ。それに……危険な目に遭わせてしまったからな」 「……まだ気にしてたのね」 そして、彼の返事を受けた後。 結局は何事もなかったのに、とでも言いたげなナギサは、大げさに呆れて見せた。 「でも、前向きに考えておくわ――――……ラザ」 が、最後に消え入りそうな声で、名前を呼んだ。 小さくて、淡い。けれど、とても柔らな笑みを携えて。 そのあまりの美しさに。 不意を突かれ、見惚れてしまったラザは――名前を呼び返す事すらできなかった。 ※後書き というわけで、3周年感謝リクエストSS第二弾。でも、ファイル名には3_6がついているSSをお送りしました。 リクエストして下さった方、ありがとうございます! 内容は、 『1st。ナギサとラザの出会い』 との事でしたが……むしろ、アーニーが幼かったり、目立ちすぎたりしたかも、などと不安に思っております(汗) ただ、二人の過去話に欠かせない存在で、私のお気に入りキャラなのは確かなんですけど。 後、個人的にはよく動いてくれている……と思いたいです(汗汗) 姐さんの紅茶好きや櫛にまつわる話(本編10話)のきっかけを作ってくれた娘ですから。 時期的には、九年前なので……ラザが十七歳。ナギサとアーニーが十三歳です。 更に詳しく申し上げますと。ナギサが僧侶になって、師匠と旅を始めたのも十三歳。 今回は、それまでの数ヶ月という事になります。 ところで、このお話。 オチにお約束の『不幸なトラッド』を書こうかと思っていたのですが…… 折角の雰囲気なので、ボツにしました。なので、ある意味、彼の幸せは守られた模様です(笑) リクエストして下さった方、本当にありがとうございました! ※ブラウザバックでお戻り下さい |